Friday, January 11, 2008

2nd preparation

今日はAIESEC(=ケニアのインターンに送り出してくれる団体)のプレパレーション第2回でした。
内容は、現地の活動のプランニングと現地情報について。

個人的にすごく大きな収穫だったなと思うのは、過去の研修生から直接いろいろなお話を聞かせてもらえたこと。研修先の情報がいっきに増えて、現地での活動のイメージが格段にclearになった。

反省としては、プレゼン力磨かなきゃ! と思った。人の心をグッとつかむような見せ方、話し方ができるようになりたい。

あと今日特に印象に残ったのは、 インターン生の立場について。

現地の人のために自分ができることを考えるにあたって、当然出てくるのが「モノをあげる」ということ。
でも、インターン生はあくまでインターンとして来ているのであって、豊かな者/貧しい者っていう立場の違いは事実上そこにあったとしても、インターンは援助をしに来ているわけじゃない。
だから、モノをあげたりお金をあげたりっていうのは、なんか違うんじゃないかと思った。

これは大学1年(2005年)の夏にスタツアで行ったフィリピンのスラムでの経験も影響していて。
誰だって親しくなった人がどういう形であれin needだとしたら、自分にできることだったら何かしてあげたくなるのが人情だと思う。フィリピンのスラムでホームステイした時にお世話になった人に対して、わたしは感謝の気持ちも込めて何かあげたい、そんな気持ちになっていた。
だけど先生から、「写真以外のものやお金は絶対に送らないでください」と言われた。「ホスト側に不公平感や新しく来る学生たちへの妙な期待(従属に通じます)を抱かせてしまうから」と、現地スラムのリーダー的な人から言付かったそうで。

それを聞いた時に、彼らと自分の間にある絶対に越えることのできない一線みたいなのを感じた気がする。彼らとわたしは、決定的に、違うんだ、と。

フィリピンの話は今日のプレパではしなかったんだけど、わたしの疑問に対して、「先進国から来たからと言って、インターン生は決して『援助者』ではない。何かものをあげるにしても、それは信頼関係が築けてからのこと」という意見を何人かの人からもらった。それはそれで意義のある助言だった。

けど。
結局わたしは「彼ら=them」を「自分たち=us」に変えることはできないのかなあ、わたしは決して彼らの一員になることはできないのかなあ、という悲しみのような思いは消えなくて。
わたしが理想としている「みんなが"us"になる世界」っていうのはやっぱり実現できないんだろうか。あまりにも夢物語すぎるんだろうか。

こんなnaiveだったら何もできないまま死んでしまいそうだけど。
これについてはまた、現場で暮らしてみながら、じっくり考えたい。

それから。
わたしは普段AFSという団体で、交換留学する高校生のためにオリエンテーションを企画運営しているわけだけれど、やっぱり送り出すのと実際に自分が行くのとでは考えることに対する切迫感的なものが全然違うんだなあ、と思ったりもして、AFSの活動に対するインプリケーションも得られたような気がする。

やっぱり何事も実際に体験しなければわからないことがあるんだなあ、という思いを強くしている今日この頃です。

最後に、密かにものすごく楽しみにしてたAIESECメンバーとの飲み会。
すごく楽しかった。終始笑いっぱなしでお腹が痛くなりました。

AIESECって素敵だなーと思うと同時に、本当にメンバーのみなさんに感謝。

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