Monday, April 28, 2008

サンパウロより

こんにちは。今ブラジルはサンパウロの空港にいます。ブラジル滞在中ネットがつながらなかったからさ、ネット買っちゃったよ。24時間で11ドルくらい。でもあと4時間半ぐらいでフライトだから24時間も使えないけどね。

さてさてNY後ですが、2箇所で2人の友人のお世話になりました。アメリカはプリンストン大学のI原のところに1泊、ブラジルはブラジリア大学のえりに会いに3泊。

◆プリンストン
いやー、さすがというかなんというか、すごかったです(これ私何も言っていないに等しいね、ごめん)。東大のしょぼさ=日本のしょぼさを実感しました(苦笑)。あとごはんがおいしすぎた。
I原には至れり尽くせりというかんじにもてなしてもらいました。何より久しぶりに会えたのが嬉しかった。どうもありがとう!!

◆ブラジリア
えりと彼氏とのラブラブっぷりを見せつけられ、「ブログに載せていいよー」とまで言われてしまったので、今度時間とPCの電池がいっぱいある時に(今はサラリーマンぽいおじさんにコンセントとられちゃったから・・)、証拠写真を載せます。最後の夜はなんとかっていうブラジルのものすごーーーーく強いお酒に酔って、グッズ部遠足の川越城を彷彿とさせる夜になりました。
えりも4日間ずっとわたしにつきっきりでブラジルのいろいろなものを見せてくれて、すごく楽しかったです。本当にありがとう!! 

ところで今回のブラジル訪問で南米初上陸だったんだけど、すごくすてきーー!! なんかね、一言で言えばカラフルでchaoticなのがいい。露店と露店の間の狭い路地とか、人ごみに溢れているバスターミナルとか、見るだけでわくわくするし、なんかほっとする感じもするんだよね。あまりにも秩序だって整然としすぎているものより、混沌としている方がなんか好きです。と言う、『深い河』の美津子の言葉をそのまま繰り返したいかんじ。そして、アメリカの知人が、「ブラジルにはアメリカにはない何かがある」って言ってたのも、今ならなんとなくわかるような気がする。たったの4日間だけだけどさ。
南米は卒業旅行にとっておこうと思って、今回はえりに会うためにブラジルに寄っただけだったんだけど、ぜひとも次回はじっくりいろいろ回りたいなーと思いました。

◆総括というか、、
なんかね、今回の世界一周の旅は、
  貧乏一人旅 → まっさきに食費を削る → 痩せる!! 
という計画だったんですが、なんか本当に一人で旅してるのはまだNYだけで、あとは全部知り合いにお世話になってかなりの割合で「タダ飯を食らう」状態になっていて、食費を削れているのはすごくありがたいのだけど逆に太ってる気がします。。。
でも本当においしいご飯をいっぱいごちそうになりました。Princetonのご飯も、ブラジル料理も、本当においしい! 感動。
でも次のヨーロッパからはいよいよ本格的に一人旅の部分が多くなってくるので、今度こそ↑を達成すべく、節制してゆきたいと思います。。

◆そういえば、読書録
アメリカからブラジルに行く飛行機がまた遅れて(なんか遅れてないフライトの方が少ない気がする・・まあ飛行機なんてそんなもんかしらね。やっぱり日本のpunctualityはすごいよね)、その間に日本で出発直前に衝動買いした『バリ 観光人類学のレッスン』(山下晋司)をようやく読み終わりました。前から駒場の書籍部にあるのがちょっと気になっていて、バリに行ったのをきっかけに読んでみようと思ったのでした。
感想は、なんかこのタイミングで読んでよかったなーっていうのがまずひとつ。「観光」とは、「旅」とは、みたいなことが書いてあって、自分が1年という月日をかけてやろうとしていることっていったい何なのか、みたいな問いを、わたしをぐさりとえぐるかんじで投げかけてくれました。
ここでみんなに質問なんだけど、「観光」じゃない「旅」って、今の時代にありうると思う?

もうひとつの感想は、、と書きたいところで電池が切れる! しかももうすぐ搭乗時間なので、殴り書きでごめんなさいってかんじですが投稿しておきます。ちゃお!

Tuesday, April 22, 2008

NYC (※オリセンではない)

こんにちは。土曜日からNew Yorkに来ています。
Y光に「すっぴんでも素敵な人になってね」と言われたのをいいことに、NYに来てからメイクを放棄する日々が続いています。すっぴんはすっぴんでも、素敵ではないという罠。。。orz

泊まっているのは、N田さんのブログで知ったhostelworld.comという世界中の安宿検索サイトで見つけた、Chelsea Eastというホステルです。Lower East Sideにあって、Times Squareとかあのへんまでは電車で10分ぐらい。Little ItalyとかChinatownのすぐそばらしい。行ってないけど。
最初もっと安いホステルを狙ってたんだけど、最後までうだうだ迷っていたら空きがなくなってしまった。でも、ここ清潔だし安全だし駅からも近いし門限もないしスタッフもいい感じの人たちなので、結果オーライかな~ってかんじです。ちょっと高いけど(って言っても1泊$35だけどさ。狙ってたのは1泊$20だったの。。)朝ごはんとシーツ付きだし。無線LANつながるし。
でもやっぱりMidtownとかDowntownへの往復交通費$4/日を考えると結構な額なんだよね~。これで立地がCentral Parkの横とかだったら文句なしなんだけど。NYの地理がよくわからないままホテルを予約したのが間違いだったのか。。

Anyway, なんかね、ドミトリーの楽しさというのがわかった!
今までドミは安全面が心配でずっと敬遠してたんだけど、今回ドミにしたらいろんな人たちと仲良くなれて、一人旅の寂しさがまぎれて、楽しく過ごせています。まだまだわたしの人見知りは改善の余地大ありですが。。しかもね、これからの旅先で頼るあてゲット☆ うしし。
まあこんなに居心地のいいドミばかりではないでしょうが、孤独に精神が打ちひしがれないように今後もドミを活用していきたいと思います。

さて、日中は普通に観光客しています。でもお金がないのでタダで入れるところに行ったり公園でぼーっとしたり寝たりひたすら街をぶらぶらするとかが多い。。もちろんお買い物は一切なし(荷物的にもお土産とか買う余裕がない)。そしてご飯は街中のスタンドで売ってる$2のhotdog。あと交通費が$4ぐらいで、お水とか日用品とかの雑費が$5程度。これが1日の出費。
・・・だと節約生活成功なのだけど、NYに来たらこれだけは! と思ってBroadway MusicalとUN Headquartersには大枚をはたいちまったぜ!! 前者はGypsyっていうので$52。着いた翌日にTimes Squareのtourist infoで、火曜日の夜の回を予約しました。UNは(学生料金$9)-(tourist infoでもらった案内本についてたクーポン$1)で$8。UNはそんな大枚でもないか。
NYはガイドブックなしで行ったのだけど、tourist infoで地図とかゲットすれば全然平気だね! Tourist info、偉大すぎる。ガイドブックはガイドブックで予習できたりすごい詳しかったりするからもちろんすごーく使えるんだけどね。
ちなみに自由の女神とかは前回NYに来たときに行ったので今回は行きません。あれは1回行けば十分◎

UNには今日行ってきました。まあ、いろんなところでよく見る会議室が目の前にある、ってかんじではある。でもあの空間の空気に自分が触れている、っていうことがものすごーくわくわくするよね!! いつかただのtouristではなく入れたら素敵ですねー。

あとね、今日は、在NYのブラジル総領事館に行って、ビザを申請してきた。日本だと7日かかるとかだったけど、こっちでは翌日発行。値段はこっちで取る方が高いのですが、日本でlast minuteまでぼーっとしてたら間に合わなくなってしまったのでこっちで申請することにしたのでした。ってかなんで日本ではそんなに時間かかるんだろね。
Anyway, 書類は全部事前に用意。ここに説明が全部書いてあったので、それを100回ぐらい見て念入りに準備しました。お値段は$50。これをPostal Service Money Orderっていう、日本でいう収入印紙的な??ものにして支払いました。あーあ、$50・・・小田実・・・(涙)ってかんじだけど、アメリカ人とかカナダ人とかは$100前後支払わなきゃいけないぽくて、それを考えるとまーいっか、とも思えるのでした。

あ、あとね、昨日ぐらいにBattery Parkの横にあるNational Museum of American Indianに、入場料がタダだからという理由だけで行ったんだけど、同じSmithsonianで同じ名前の美術館なのにD.C.のものとはだいぶ趣を異にしていてびっくりでした。
感動したのは、中沢新一の『カイエ・ソバージュ』シリーズにいっぱい出てきた(ような記憶がある)ポトラッチに関する展示がいっぱいあったこと! あれを実物で見られたのはすごく興奮した。あと、西海岸の一部族が、18-19世紀に中国と交易していたらしく、「康煕通宝」とかいた通貨をふんだんに使った鎧が展示してあったこと! こんなところで康熙帝(の名前)にお目にかかるなんて!
こういう感動があると勉強に愛を感じるよね。

さて、明日はビザを取りに行って、もしかしたらGuggenheim美術館に行って、十中八九Central Parkとかでまたぼーっとしてhotdogを食べて、夜には待ちに待ったBroadwayに行きます。
あさってにはチェックアウトです。

そんなかんじで元気に過ごしています♪ ではまた。

Saturday, April 19, 2008

待ち人... その後

待ちに待っていた友達ですが、9:20頃になって電話がかかってきて、急な仕事で今まで働いてたとのこと。さらに待つこと1時間半弱、、ようやく我が家にやってきました。

彼は留学時代一番仲がよかった人たちのうちのひとり。世界共通の話題でよく盛り上がってました。

帰国後もよく電話をしたり、大学入ってからも一番頻繁に話してたのが彼。

夜遅いのに、わざわざ訪ねてきてくれてすごく嬉しかった。

前より大きくなっていた気がしたので、「背伸びた?」と聞いたら、高校卒業後に5cm伸びたらしい! でもよく考えたら、promの時も彼はものすごい中腰でわたしと踊ってくれてたなあ、と思い出し、彼の大きいのは前からだという結論に至りました。

とにかく久しぶりに会えて、というか会いに来てくれて、he just made my dayってかんじでした♪

さてさてこれから荷造りをして、明日の朝9時にここを出発。

なんかここ最近、「去る」という実感を持たないままいろんなところを去っていってる気がする。。感情って、自分自身を置く「場」次第で殺すことも異常に昂ぶらせることもできるんだよね、to some extentは、意外と。

あるいは。

出会いと別れを繰り返していると、嫌でも免疫がついてしまうもので。慣れというのは本当に恐ろしいものです。それが救いでもあるんだけどさ。でもだからこそ、慣れの少ない敏感で不安定でfragileな時代、「若さ」に価値を見出すんだろうね。

待ち人来らず

旅を始めて1週間、時間は流れるように過ぎ去り、、今夜はHF家での最後の夜。友達が来て遊びに行く予定なんだけど、、こない(*´∀`*) 待ってる間にこのpostを書いています。


昨日はFlight 93 Memorialという、9.11でハイジャックされた飛行機が墜落した、うちから車で1時間ぐらいのところに行ってきました。

ホワイトハウスか国会議事堂を狙っていたんだけど、乗客が犯人たちを妨害したためあえなくペンシルベニアの野原に墜落、ということらしく、Memorialはhonor the heroes的な空気一色。いかにもアメリカだなあ、というかんじだったけど、墜落現場を眺めながら国を守ろうと立ち上がった人たちの勇気に思いを馳せてみると、やっぱり身震いを覚えるものがありました。

でも、ここでわたしがいちばん強く思ったのは、自分の生を超える何かが自分の存在を規定するようになったとき、人間ってなんて強くなれるんだろう、ということ。それは、犯人も乗客も変わらない。
犯人に挑んだ乗客たちも、自分たちの逃れられない死を知ってああいう行動に出たわけだし、犯行時のコックピットでの音声記録の最後の数行はずっと「アッラー、アッラー」と言う犯人たちの発言。自分の生を投げ打ってまで何か――彼らにとって上位にあるもの――に必死になるという意味ではたぶん両者ともあんまり変わりがなくて、そういう意味ではそこまでしても目的を果たせなかった犯人たちがちょっと哀れな気もした。ただ、これを「強さ」と呼ぶか、信仰に頼らなければならない「弱さ」と呼ぶかは微妙なところかもね。

それから、なんというか、やっぱり彼らの一神教的な絶対者信仰、と、その絶対者との交流への確信みたいなものにはただただ驚くほかないというか。なんかうまく言葉にできてないんだけど。自己規定の仕方というのかな、うーむ。


友達はまだやってきません。

友達が来ないので、さらにさかのぼっておとといのはなし。

おとといは、お買い物に行きました。完全に夏服しか持ってこなかったら意外と寒くて。ちょっと冬服を買い足し&大好きなAmerican Eagleでお財布をゲット(お財布も持ってなかったの)。

なんかね、アメリカ(as far as I know)は日本の1.5倍くらい大きい。人も、ものも、なにもかも。しかもこのへんは(たぶん田舎だから)物価が安い! 500mlのペットボトルの水が、30本で$4(approx. 400 yen!!!)って、どういうことですか!?!? まず、30本セットで売ってることに憤慨。そして、その安さに再び憤慨。さすがにもうミルクの大きさには驚かなくなったけど、家の冷蔵庫でそのミルクの入れ物にサラダドレッシングが入っているのを発見したときは目が点でした。すごいよ、アメリカ。。。orz


友達はまだまだやってきません。

4時から8時の間に行くよ、と言われて今8時15分。もう来ないのかな。。
電話は通じないし、困ったものです。


そういえば今朝二度寝をしているときに、早朝渋谷の道玄坂を電車ごっこをしながら大勢で下っている途中「トーゴはまじ虫だらけだよ」と友達に脅される夢を見ました。それもこれもトーゴが未知すぎるせいだと思います。

あ、そうそう、あとね、すごいの!! うちの高校(アメリカの)の卒業生が、マラソンで北京オリンピックに出場するらしい!! よくこんな、1学年90人ぐらいしかいない片田舎の学校から、、すごいとしか言いようがありません。HFの長男とも友達だったそうです。みんな、ぜひ応援してね♪


8時45分。もう来ないのであろう。。。(;_;)


明日の午後の便でNYに行きます。
ブラジル総領事館にビザを取りに行く以外完全にノープラン。どうしようかな~。なにかお勧めがあったらぜひ教えてください☆

Tuesday, April 15, 2008

時差ぼけがなおらない

こういうところで体の衰えを感じるよね。。前回HFに里帰りした3年前は、時差ぼけなんてほとんど感じなかったのに。なにをしても元気が有り余っていた数年前が偲ばれます。健康だけが取り柄的なアイデンティティを、そろそろ放棄しなければならないかもしれない・・・・!!!!(~_~メ)


昨日はAFSの現役留学生たちとWashington D.C.に行ってきました。
この地域のコーディネーターのPegの引率で、毎年PAの州都Harrisburgと、首都のDCに連れて行ってくれるんだよね。今回たまたまDC遠足とわたしがいる時期がかぶっていて、Pegの厚意で便乗させてもらったわけです。ということで現役留学生時代ぶりの2回目のDC。


1. 留学生と触れ合って

まず英語がみんなうまいのにびっくり。&しょぼん。。。やばいぞ、日本人。

なんか彼らはすごく適応しているというか、かぶれているというかなんというか、外国人留学生というよりは圧倒的にアメリカのジモティーと言った方が似合っていて、わたしもかつてはこんなだったのかなあ、ともう戻れない過去に思いを馳せて不思議な気持ちになった。
高校生って、本当にfragileで、だからこそあの時期に留学することが人間の形成に大きな影響を与えるんだよね。大学生になると、「若造のペーペーが」みたいな扱いをされることはあっても、もう大人として見られていると思う(し、自己認識もそうなりつつある)。けど、高校生は、まだ子供と大人の狭間にいて、まさにmarginal manってかんじで、そのunstableさが彼らの生に躍動感を与えているというかなんというか。彼らのきらきらさがとても眩しかった。


ちなみにわたしの隣のチリ人の男の子、まじタイプでした(⊃∀`*) わたし、ラテン系にはどうしても弱いみたい。。。


2. D.C.を歩いて

Arlington National CemeteryLincoln Memorial周辺をぶらぶらしたあと、National Mallでの自由行動でMuseum of African ArtAmerican Indian Museumに行きました。Smithsonianは無料だから素敵。

African Artの方は、展示品の数はそんなに多くなかったけど、ものすごくわくわくした。Cote d'Ivoire, Ghana, Congo, Nigeriaらへんのがいっぱいありました。

なんでもWalt Disneyのコレクションからの寄贈品が大半だそうで、Disneyの新たな側面を知ってちょっとびっくり。お金があるってすごいなー。

年代を見ると17-20世紀ぐらいのものばかりで意外と新しく、colonializationの過程で奪われたものっぽいなーという印象。事実どうなんでしょうね。

Togoがあまりにも未知すぎて、ここの展示品みたいな像や甕に囲まれていわゆる非西洋的な生活をしている図をふと想像してしまい(←オリエンタリズム!!)、ひとり勝手に興奮していたのでした。

American Indianのほうは、わりと最近できた博物館らしい。Our Universe, Our People, Our Livesの3つに分かれた展示で、部族ごとの説明があったり差別のことも書いてあったりして(※過去の話として、だけど)、さすがnational museumというかんじな盛りだくさんさでした。

ところでいちばんimpressedだったのは、Our Peopleの部屋の展示のしかた。ただ並べるだけじゃなくて、展示自体がartisticで、そういう恣意的な操作ってどうなの?という疑問が浮かびつつも、少なくともattractiveという意味での効果はかなりあると思いました。結構圧巻だった。

ところで、Washington D.C.と上野公園って似てると思いませんか? 上野には政府機関はないけど、公園があって、池があって、まわりに博物館がいっぱいあって、、みたいな。上野公園作るときに真似したのかな?

ようやくみんなが起き出してきたー。そろそろわたしも活動開始しよー。

Monday, April 14, 2008

Back in the Cove!!!!!

昨日の夕方の予定が、今日の朝方近くになって、ようやく留学時代のホストファミリー宅にたどり着きました。

成田→(JAL)→NY→(AA)→Pittsburgh→(車チャーター)→Somerset→(HFの車)→HF宅

という流れだったのですが、15:55発のはずのNYからの飛行機が、遅延に遅延を重ね20:30発に。。。迎えに来てくれる人々にも大変迷惑をかける結果になってしまいました。
後で聞くところによれば、AA(American Airline)って先週も何百というフライトをキャンセルしたそうで。昨日の遅延は、too many aircrafts coming to the airport at a timeということらしく、スケジュール管理どうなってるんだ・・・ってかんじでしたが。でもロストバゲッジとかよりはいいよねー、British Airways大丈夫かな、、とか思いつつ。とりあえず無事たどり着けてよかったです。


さて、出発前夜から今までを時系列的に。

出発前夜は、飲み明かしました。すーごい楽しかった。
直前のお誘いにも関わらず来てくれたみんな、どうもありがとう。そして、半ば押し付けてしまったにも関わらず快くお店の手配をしてくれたY光、本当にどうもありがとう。
それから、応援&いってらっしゃいメールもたくさんたくさんいただきました。どうもありがとう。返信できないまま日本を去ってしまってごめんなさい。。。でも、一通一通のメールに本当に励まされました。
何をしても最近強く思うのは、わたしを生かしているのは人とのつながりの温かさなんだなあ、ということです。

飲み会からは3時ぐらいに帰り、そのまま荷造り&身支度を終わらせて、6:30のバスで成田へ。がんばって荷物を最小限まで減らしたバックパックは、それでも手荷物を除いて20kgありました。手荷物はそれはそれで5kgぐらいあると思われる。。11:45のフライトまで、見送りに来てくれた人たちとしばし歓談をして、旅立つ。

飛行機の中では、寝たり本を読んだり窓からの景色に心を奪われたり映画を見たり。個々の座席にスクリーンがついてるとちょっと嬉しいよね。ひとり、「陰日向に咲く」にぼろぼろと涙をこぼしました。隣に人がいなくてよかった。。写真は、何回見ても感動してシャッターを押してしまう、空から見る日の出。窓に顔を寄せていると、太陽が出るにつれてその熱を感じられるのもまたいい。飛行機の席はやっぱり窓側に限ります。

ていうか、JALはやっぱりサービスがいい! ご飯の時に寝てたらそのままにしてくれて、起きた時にご飯を持ってきてくれたり。食事以外のおやつ的なサービスも2回あったし。いろいろと気遣いが細やかな気がする。

暇すぎる飛行機の中で、いろいろこれからの1年のことを考えていた。けど、やっぱり1年っていう重みが全然よくわからないんだよね。なんか、いつも以上に、「いま、この瞬間」しか感じられてない気がしている。これからの生活があまりにも未知すぎるからかなあ。「未来も過去もない。あるのは綿々と続く今だけだ」みたいなことを誰かが言っていたけど、そういうことなのかもしれません。今以外の時間を体感するって、なかなかできないよね。難しい。わたしがこれから空けようとしている1年という日本でのブランクが、いったいどういうものなのか。それは、帰ってからしかわからないのでしょうね。

さて、その後NY着。久しぶりのアメリカのにおいや音に、懐かしさでいっぱいになってひとり顔がほころんでしまった。これでアメリカは3回目です。売店にある品物の顔ぶれや、すれ違った人の残り香、人々の話し声、、そういう些細なことひとつひとつに、心も体もとても敏感になっていて、心は終始bumpingでした。
で、乗り継ぎからHF宅に着くまでのいきさつは、冒頭に書いたとおり。。いやはやさすがに疲れました。今はたっぷり寝て回復したけどね。


HFのGodshall家はね、本当に居心地がいい。すごくすごくあったかい。いつ来てもそれこそ家族の一員として迎え入れてくれて、ずっと会ってなかった時間の長さなど忘れてしまうような感じがします。なんかね、理想の家族を現実にしたようなかんじなの、ほんとに。こんな家族もほんとにいるんだなあ~って、来る度に感心してしまいます。将来こんな家族を築くことができたらいいな。そのためにはまず自分が彼らのような穏やかで広い心を持たないと、ね。

それからね、やっぱり留学現役時代に比べたらしゃべれなくなってるんだろうなーとすごくびくびくしていた英語が、意外とだいじょうぶでちょっとびっくりしています。いろいろと忘れちゃったこともあるけど、でもなんか留学時代よりうまくなったような気もする。というか正確には語彙とかが増えて自分の英語力の幅が広くなったかんじ。大学の英語教育のおかげのような気もします。ありがとう、ユニバース☆

今日は日曜日なので休息日。わたし以外のみんなはお昼寝しています。こんな静かな日曜日も留学時代から変わってなくて、みんな寝ちゃったな~どうしよっかな~みたいな感覚も、すごく懐かしい。
明日はAFSの現役留学生たちのannual trip to D.C.に、わたしも混ぜてもらえることになりました。

少なくともGodshall家滞在中(土曜日まで)は、ネットへのアクセスも不自由なくできるので、またすぐ更新すると思います。Till then.. ciao!

Wednesday, April 09, 2008

Back from Bali

4泊5日のバリ旅行から帰ってきました。バリはとっても素敵でした。

なんかね、旅の感覚が戻ってきた。それに慣れてきたところで帰ってきてしまったのが、残念とも、だからこそ非日常のexcitementを味わえるんだとも、思います。

いちばんの思い出は、ガイドのMade(マディ)さんが彼のお家に招待してくれたこと。バリ島の生活や、バリ・ヒンドゥーのことや、彼のガイド職のことなど、いろいろ教えてくれました。彼の家でご馳走になったナシゴレンは、どのレストランで食べたごはんよりも嬉しくて美味しかった。↓Madeさん一家。

他には、人生初のSpaでバリ・マッサージに癒されたり、バロンダンスを観たり、バリ・ヒンドゥーの総本山であるブサキ寺院に行ったり、クタでショッピングをしたり、ホテルのプールで泳いだり。結構お腹いっぱいの4泊5日でした。日中たくさん汗を流した後でのビールは本当においしかった! やっぱりビールは暑いときに飲むに限るね。トーゴも昔ドイツの植民地だったからビールの名産地なんだって。楽しみ☆

こういうのうまく構造化して書くのが苦手なので以下思いつくままにつらつらと。。。

◆バリの文化

バリは95%がヒンドゥー教で、3%がイスラーム、残りの2%が仏教やキリスト教だそうです。ガイドのMadeさんによれば、バリ・ヒンドゥーには、カーストはあるけど実生活での差別や区別はないんだって。昔はダメだったカーストを超えた結婚もできるし、職業も自由に選べるらしい。それから、どのお店を見ても毎日お供え物を供えているし、家には必ず祭壇みたいなものを建てるらしい。これが信仰心から来ているのかもう単なる生活習慣と化しているのかはよくわからないけど、とにかくバリ・ヒンドゥーは人々の生活にしっかり染み込んでいることはよくわかりました。

それから、建築物がすばらしい。主に寺院は溶岩で作ってあって、黒い色がとてもいい雰囲気を醸し出してる。それが島のあちこちにあって、歴史を感じさせます。湿気がまたそこに生えた苔の緑を映えさせて、とてもきれい。それから村ごとに名産の工芸品みたいなのがあるぽくて、特にどこに行っても石や木の彫刻は本当に見事でした。文化の豊かさにただただ感動。
写真は、バリ・ヒンドゥーの総本山、ブサキ寺院。

◆コミュニケーション能力

なんとなくだけど、非言語コミュニケーション能力なるものがちょっとだけ身についてきたような気がする。言葉なんか話せなくても、とりあえずコミュニケーションへの意思と笑顔があればなんとかなる、っていうのはある程度ホントな気がします。もちろん言葉が話せればコミュニケーションは楽になるけれど、その逆、つまりコミュニケーションに言語が必要っていうのは必ずしも真ではない。っていうことが、だんだんと身をもってわかってきた、かな。もちろんそのコミュニケーションにどれくらいの質を求めるかによっても、必要な能力って変わってくるんだと思うけど、さ。

(・・と、いつも逃げ道を作って結論づけるのってよくないかな。。)

◆ホテル

泊まったホテルは、クタにあるRosani Hotel。

いわゆるスタンダードクラスのホテルだけど、このクラスのホテルにしては満足度は高かったです。その要因は、以下なかんじ。

・清潔

・スタッフがいい感じ、親切

・プールがある

・立地がいい:海まで徒歩5分、クタ(ショッピング街)にある、コンビニまで徒歩2分

・朝ごはん(ミーゴレン)がおいしい(インドネシア料理は基本的にどれもおいしいけどね)

・シャワーのお湯が出る

・冷房つき

・デザインが素敵

問題を挙げるとすれば、電気がつきにくかったこととトイレがよく流れなくなったことかな。でも電気はスタッフの人に頼んだらすぐ対応してくれたし、トイレはシャワーの水をかけることで解決。ていうかこういうのがちょっとあったほうが現地の風情みたいなのを感じられて好きだったりもする。

◆旅服ゲット

世界一周に持っていける、洗ってもすぐ乾くしかさばらない薄手のロングパンツを探していたのだけど、日本では季節柄なかなか見つからず。けど今回ばっちりクタで発見&購入しました♪ 一緒に買ったTシャツと合わせて着たら、インドにいるバックパッカーみたいな見かけに。。わたし、どこかに行くとすぐその土地に染まっちゃうのね。いわゆる「カブレ」ですな。

◆途上国への旅

バリの人たちはみんなすごくフレンドリーで陽気で親切。だから、観光客として道を歩くのはとても楽しい。「バリの人たちってみんなすーごいいい人なんだよね~」で終わらせることもきっとできる。
だけどやっぱり、彼らとわたしとの間にある壁というか、境界線みたいなものを、感じてしまう。同じ時間と空間を共有しているけど、ほんとは全く違う世界に住んでるんだよね。遊びに来ている観光客を相手に、生活のために働く現地の人々、という構図が思い浮かぶ。彼らの前でluxuryに浸ることに後ろめたさみたいなものを感じる一方で、そういうleisureやluxuryにお金を使うことが逆に彼らのためになるのかな、とも思う。同じ金額のお金でも意味する価値が全然違うなら、ちょっとぐらい高い値段ふっかけられても払えばいいんじゃない、とふと考えたりもする。

もしかしたらこういうのは全部単に、わたしの途上国に対する偏見かもしれない(そもそも「途上国」ってひとくくりにすること自体、偏見の表れかも)。「不幸」のレッテル貼りかもしれない。けど、もしかしたらそうじゃないかもしれない。そして、もしそうじゃないとしたら、それをこのままにしておいていいんだろうか。でも、だからといって今わたしに何ができる? 何もできない以上、一観光客としてただお金を落としていることが一番いいことなのかもしれない。でもそれは自分の後ろめたさへの言い訳に過ぎないんじゃない?? 

どんなリゾートであれ、途上国に来るとやっぱりこういうこと考えちゃうんだよね。突き詰めれば、それは「彼らにとって幸せって何か?」という問いに収斂されると思われる。そして、、こういうこと考えつつも、結局は一観光客の枠を出ることのできない、そしてその枠の中に収まることをむしろ楽しんでさえいる自分が現に存在している。るーぷ。ま、こんなnaiveなままじゃ何もできずに終わるんでしょうけどね。いかんいかん。ていうかそもそもこういうこと考えるなら国際関係とか開発とかちゃんと勉強しろってかんじだよね。。

◆旅の限界

上に書いたようなことってほんとに単なる疑問であって、何らかの答えを想定して発せられるほどの確信はなにもない。やっぱりほんとのところを知るのには4泊なんていう滞在じゃ不可能で。Just a glance at superficial thingsで精一杯だよね。ブレスト的な問題提起はできたとしても。それが旅の限界であることは重々承知だけどさ。だからこそTogoで5ヶ月暮らそうって決めたんだけどさ。(まあ、5ヶ月を長いととるか短いととるかは人それぞれだろうけど。1年留学したところでわたしアメリカのことまだまだ全然よくわかってないし。。) ただ、今回は、Madeさんのお家にお邪魔することができたのはそういう意味でもすごくいい経験だった。ほんの一瞬ではあるけれど、観光だけではなくて、現地の人の生活っていうものを垣間見ることができたという意味で。これからの旅でも、可能な限り、現地の人たちと同じような目線でものごとを見る機会を自分に与えていきたい。

◆ものごとの解釈

やっぱり人間て、自分のもつ仮説に有利な解釈をしたくなってしまうものだと思うのです。Madeさんがバリでの生活を語る言葉を聞いて、read too much in itしたくなってしまったりね。At a glanceで、その土地のことがわかったように語ることは本当に危険。だし、傲慢。自分の主観に敏感になること、その上でものごとの解釈には慎重になること、を、忘れないようにしないと。
一方で、立ち止まりすぎることもダメだよね。答えが見つかるまで待とうなんて悠長なことを言っていたら、人生終わっちゃうもんね。だって、答えなんて、「見つける」ものじゃないんだから。自分で「作る」ものなんだから。バランスって、ほんと難しいよね。だから仮説思考、trial and errorなんですね。わたしの苦手分野。がんばらねばっ。

◆帰路の失敗

ところで、帰り道にいろいろやらかしてしまいました。

1. ホテルに携帯を忘れる。送迎バスに乗ってホテルを出てしばらくしてから気づき、ガイドさんにお願いして引き返してもらう。ごめんよ。。

2. 機内持ち込み用のバッグに、十徳ナイフを入れていたのを忘れる。荷物検査で引っかかり、没収される。。。こりゃこりゃ、旅人失格じゃな。買ったばっかりだったのに。。。百均だけど。

3. 飛行機酔いする。生まれて初めて。変な姿勢で寝ていて、気づいたら着陸態勢で機体大揺れ。慌てて体勢を直すも、催す不快感。。。あんなに気持ち悪かったのは、久しぶりでした。そしてその気持ち悪さが持続して今に至る。。。。朝起きたときには治っていますように。。

ていうか昔は忘れ物をしたり長旅で体調を崩すとか絶対なかったのに。なんだこれは、、歳のせいなのか。。。

Tuesday, April 08, 2008

自由

自由と、我儘勝手好き放題の違いってなんでしょうね。
公共の利益を反しない云々、ってやつ??

最近よく「自由だね~」って言われるんですが、自分は多分に後者のような気がします。
なんか、わたしが“自由”でいられるのは、それを許容してくれるだけの心の寛さを持った人々に囲まれているからであって。そういう目で改めて周りを見てみると、自分の心の狭さが際立ってとても情けない気持ちになります。

なんだかなー。結局自分のことしか考えられてないんだよね。もっともっと修行を積まないといけませんね。

Friday, April 04, 2008

最後の予防接種!...hopefully...

駒込病院にて、髄膜炎と腸チフスの予防接種を受けてきました。

なんかね、すごいハイテクなかんじだった。ひとりひとり小さな呼び出し機みたいなのを受け取って、自分の番になるとそれが鳴って「○○に来てください」みたいなことが表示されるの。すごい。今の病院ってどこでもそうなのかなあ? 普段病院なんてまず行かないから新鮮でした。

で、予防接種は、皮下注射と筋肉注射があるってことを初めて知りました。違いがなんなのかよくわからないままだけど。
両方とも左腕に打ってもらったんだけど、髄膜炎は皮下注射で下のほう。腸チフスは筋肉注射で上のほうに打たれました。痛みはそんなに。とにかく黄熱病が痛かったからね。。。。
予防接種は小児科の管轄らしいんだけど、先生方はとても親切で優しかったです。

お値段は、ふたつ合わせて11050円。
あれれ、ネットには髄膜炎8460円、腸チフス5290円て書いてあるんだけどな。おかしいな。
まあ、得した気分になれるからいっか♪

駒込病院は、結構おすすめできると思います。
値段もそんなに高くないし、簡単な予防接種証明みたいなのを書いてくれるので。
でも総合病院なので若干待ち時間は長いかも・・わたしは全部で1時間ぐらいかかりました。

ということで今までに受けた予防接種のリストをアップデート。
黄熱病 yellow fever
狂犬病 hydrophobia / rabies
A型肝炎 hepatitis A virus
B型肝炎 hepatitis B virus
破傷風 tetanus
髄膜炎 meningococcal
腸チフス typhoid
日本脳炎 Japanese encephalitis
ジフテリア diphtheria
ポリオ poliomyelitis
麻疹 measles

今日はその後本郷に行って入試の時の成績開示をしたり文学部の学生証をもらいに行ったりしました。

あと今日は携帯のメモリに入っている人たちに旅立ちお知らせメールを送りまくった。これで晴れてこのブログも日の目を見ることとなりました。。なんかどきどきするな。
出発まで1週間ちょっとあるのになんでこのタイミングで送ったかというと、明日というか今日(4日)から8日までバリ島に行くからです。帰ってきてから出発までの中3日はかなりのheck tickになりそうな予感がするので。。

そんなかんじで行ってきます。
このブログ見てる人がいたら、ぜひ今後の投稿にコメントを残していってくれたら嬉しいです♪

Wednesday, April 02, 2008

なぜ旅に出るか

旅立つ前にしなければいけないことは本当にたくさんあって、こんなところで時間を無駄にしている暇はない、それは百も承知の上で、どうして今またパソコンに向かっているかと言えば、「旅」というひとつの決断をきっかけとして、わたしの中でいろいろな思いが巡るようになって、それをそのままslip awayさせてしまうことは、わたしにとっての旅の旅たる所以を失くしてしまうことになると思うから。

なぜ旅に出るか?

端的に言えば、「現場」を見て「実感」を得るため。

わたしはとてもお馬鹿だから、本で読んだだけのことには切実な――わたしの人生を賭けようと思えるほどの――問題意識を抱きにくい。わたしが今持ってる問題意識って、結局自分の体験から生まれたもの。本からの知識は、それを深めたりbrush upしたり広げたりするために絶対に必要なものではあるけれど、そもそものところでわたしの心を捕らえるのは、やっぱり言葉ではなくて体験だったりする。

別に旅に出たからといって、たった1年という短い期間で、世界のすべてがわかるようになるなんてはなから思ってない。そんな傲慢な考え方は絶対にしたくない。
だけどやっぱり、今よりもちょっとはクリアになるかな、っていう期待はあって。世界の在りようを――そもそもそれが「物自体」的なものとして存在するかどうかも含めて――捉えられるようになるかについては甚だ疑問ではあるけれど。でも、自分の中にある靄の濃度を、少し薄めることぐらいはできるかもしれない。

異なる環境やバックグラウンドの中で、人々は何に笑い、何に怒り、何に涙するのか。彼らにとって、幸せってなんなのか。人間にとって、幸せってなんなのか。そして、「しあわせ」のためにわたしがすべきことはなんなのか。

粘土人形に例えるとしたら、上の問いに対する答えが完成した人形。旅に出て手に入れたいのは完成された人形ではなくて、粘土人形の材料となる土、だと思う。いろんなところからいろんな種類の土を集めて、それを自分でこねこねして、ひとつの作品を作る。そんなかんじだと思う。

前にある人に旅に出るんだって言ったら、「自分探し、がんばってね」って言われたけど、上に書いたことからもわかるように自分探しなんて考えはまったくと言っていいほどない。どこか遠い異国の地で待っていてくれる外部者的な自分なんてあるわけがない。どちらかといえばわたしがしっくりくるのは、養老孟司が言うような「自分作り」のような気がする。

なんかあんまり段落間の関係がうまくつなげられた文章じゃないけど。とりあえず。

言葉を大切にできることはとても素敵だけど、言葉に支配されてしまったらなんだか悔しいと思う。「酒は飲んでも呑まれるな」的な、ね。

Tuesday, April 01, 2008

主権国家体制

なんかなくなっちゃえーーーーー!!!!!!

主権国家体制なんてものがなかったら、ビザなんていうextremely annoyingなものもないのに。

小田実をも苦しめたビザ。彼の自由を握りつぶし好奇心をへし折ったビザ。今ならわたしも彼の気持ちが痛いほどよくわかるわ。でも彼の時に比べたらはるかに行きやすいよね、シェンゲン協定ばんざーい。

わたしが日本国民として守られ自由を保障されているということは、日本の外に出るという局面になった途端に制約に変わる。現代社会の文脈では、わたしが日本人で「ある」ということが自動的に、他の国の国民で「ない」ことを意味するから。(「難民」が生まれるのと同じ論理だよね。)

境界線を引くことはすなわち「自」と「他」というラベリングによって「他」のカテゴリに入れられたものを排除すること。みんなを「自」にする、つまり、世界を自分ごととして捉えることって、あまりにも理想論的すぎるかしら。でも、杉田敦なんかを読んでいると、人類皆兄弟とは、今なら政治学的な観点からも語れるのではないかしら、という希望を持たずにはいられないのです。