Tuesday, February 05, 2008

『思考をひらく――分断される世界のなかで』

1月29日のpost: mais... afterthoughtで、「境界を越える」とか「自分ごとにする」という話をして、そういうのをちゃんと言ってる偉い人がいるんだろうな・・と書いてましたが、いましたいました!!

『思考をひらく――分断される世界のなかで』 (思考のフロンティア 別冊)
姜尚中、齋藤純一、杉田敦、高橋哲哉

「思考のフロンティア」シリーズって、数冊読んだだけだけどどれもすごく質の高い本だと思います。

この巻もすっごくおもしろかった!!
というか、これこれ!!! まさにこれ!! としか言いようのないような感動を覚えました。

この巻のテーマは、副題にある通り「境界」っていうのが大きくあって、4人の主張は、それぞれのラディカル具合(?)に差はあるものの、どれも「境界をこえる」というものでした。・・って、これだけじゃどんな内容の本なのか全然説明できてないんだけど、、でもほんとに、きたーーーーー!!!ってかんじでした☆
もうひとつ、わたしが「自分ごとにする」って言ってたことを、彼らのちゃんとした表現でいうと"intimacy"(=親密さ)というらしい。そして、intiment citizenship(K. プラマー)という考え方があるらしいです。レポートが一段落ついたらちょっと勉強してみようと思います。

っていうか、政治哲学、おもしろいよ~~~
なんでおもしろいかというと、今ある世界の枠組みを捉えようとする営みだからかな、と思う。
特に「境界」っていうテーマはわたしの専門となる宗教にも深く関係してきていると思うのです。宗教多元主義religious pluralismというのもあるし。宗教間対話とか文明間対話とかもこのへんだよね。このあたり、もっと深く勉強したいな。

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